2019年4月10日水曜日

ボーダレス

誉田哲也。
夏休み中の登校日、高校生の奈緒はクラスメートだがほとんど喋ったことのない希莉がノートに書き続ける何かに興味を抱く。
偶然二人きりになった奈緒は何を書いているのか問いただすと、希莉はミステリー小説だと答えた。
森の中を裸足で逃げ惑う盲目の妹とそれを支える姉、家族で経営するカフェの店員として働く音楽を諦めた姉と自由な妹、別荘に籠もる病弱な読書家と想いを寄せる大人の女性。
4つのストーリーがどう絡み合っていくのか。
誉田にしては珍しい文体だったが、話としてはちゃんと収束する。
(^^)



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