柚月裕子。
本の雑誌が選ぶ2016年度ベスト10で堂々の第1位。
群馬県警捜査一課強行犯係を最後に定年退職した神場は、かねてから決意していた四国巡礼の旅に出る。
八十八か所の寺の全てを歩き遍路で回るこの旅は、神場にとって特別な目的を持っていた。
旅先で幼女殺害事件の発生を知った神場は、16年前に起きた忘れられない事件と重ね合わせる。
元部下で、一人娘、幸知の恋人である緒方から捜査協力を要請された神場は、迷宮入りしそうな事件解決の糸口を手繰り寄せるが、それは過去の苦い事件を掘り返す両刃の剣でもあった。
読み応え十分。
(^-^)
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