福田和代。
首都東京の地下に広がる迷宮。
東都メトロ銀座線工務区に勤める的場は、保線要員として、鉄路の異常を確認するという大事な任に就いている。
一見地味なこの仕事は、華やかではないが、責任の重さは半端がない。
ある日の仕事中、トンネル内にいるはずのない人影を見た的場は、知らず知らずのうちに、テロと対峙していく。
地底人出現という噂に翻弄されるメトロ職員と警察。
国際問題と経済問題を研究する鬼堂の愛弟子である朝宮が仕掛けた若者達による地下占拠テロ。
発達したネットワークを巧みに利用し、煽動を続ける朝宮は、何を求めているのか。
福田らしい技術面の描写が何ともリアル。
(^^)
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