濱嘉之。
警視庁公安部・青山望。
青山シリーズ第2作。
同期・同教場カルテットと呼ばれるノンキャリ4警部の活躍を描く。
警視庁の公安、組対、捜一、捜二の各係長として、類い稀なる能力を発揮している体育会系の男たち。
都内にいくつもの病院や介護施設を持つ医療法人の理事長が、参議院議員選挙に出馬する。
彼の成功を心から祈り支え続けた事務長は、知らず知らずのうちに、永田町に巣くう魑魅魍魎に取りつかれ還らぬ人となる。
政界にまで及ぶ暴力団の魔の手と、不正な輸出入の動きに敏感に反応していた青山は、同期たちの力も借りながら事件の全貌を明らかにしていく。
また、仲間たちも青山の情報収集の恩恵に預かる。
秘密主義と縄張り意識が強い警察組織の中で、「組織の総合力の発揮」を真剣に考え実行できるカルテット。
彼らの仕事振りは警視総監をも動かす力となる。
痛快な小説なので、ドラマ仕立てはまぁよしとして、リアリティ溢れる描写と設定は引き込まれ度高し。
( ̄▽ ̄)
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