2024年12月26日木曜日

ラスト・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

佐藤青南。

シリーズ第十弾。

バディである西野の婚約者の自宅が放火され、同僚の筒井の娘が刃物で刺される。

その犯行を指示しているのは、死刑判決を受けて投獄されている楠木ゆりかだと見抜いた絵麻だったが、その方法が分からない。

犠牲者が増える中、同僚の筒井も襲われてしまう。

タイトルからはシリーズが終わってしまうのかという雰囲気があるのだが、どうなんだろう。

まだまだエンマさまの活躍を見てみたい気がする。(^-^)

2024年12月23日月曜日

アグレッサーズ 戦闘妖精・雪風

神林長平。

シリーズ待望の第四弾。

ジャムとの総力戦を終えたFAF。

静まり返った基地内で、機能を停止し哲学的な死を迎えていた基地内中枢のコンピューター郡を目覚めさせるため、雪風はパイロットの深井大尉とフライトオフィサの葛城少尉を基地の奥深くへ向かわせる。

特殊戦副司令官のクーリィ准将から呼び出しを受けたブッカー少佐は、新たな飛行部隊の編成、第六戦隊の創設を命令される。

第六戦隊に配属された深井大尉と葛城少尉は、雪風と無人機のレイフを運用し、新たに与えられた任務に就くのだが、その使命は「ジャムになる」ことだった。

新たな局面を迎えた本シリーズ。
早く続きが読みたいぞ。
(^-^)

2024年12月16日月曜日

プリンセス刑事 弱き者たちの反逆と姫の決意

喜多喜久。

シリーズ第三弾。

連続殺人事件と連続爆弾テロ事件以降、大した成果をあげられないでいた日奈子とそのパートナーである直斗。

未解決事件ではなく、現在進行形の事件捜査に携わることを決めた彼らは、豊洲で発生した無差別殺傷事件に臨むのだが、捜査線上に浮かび上がる過去の亡霊とも言える南条彩美の影。

第一弾から続く伏線だったり、まだまだ仕掛けがありそうな本シリーズ。
(^^)

2024年12月8日日曜日

コロナ漂流録 2022銃弾の行方

海堂尊。

コロナ三部作完結編。

コロナ禍の日本で起こった、バカな政治家とその取り巻き達による日本社会の崩壊をフィクションとして世に出した傑作小説。

これを読んで、いまの政治に怒りを覚えない者はいないだろう。

完結編とのことなのだが、これまでの伏線は回収できていないので、次作にも期待。
(^^)

2024年12月4日水曜日

月下のサクラ

柚月裕子。

「朽ちないサクラ」に続くシリーズ第二弾。

一般警察職員を辞し、警察官に転身した森口泉。

独学による語学力と類い希な記憶力を評価され、特別扱いではあるが刑事として米崎県警捜査支援分析センター、機動分析係に配属となった。

泉を推してくれたという機動分析係長の黒瀬の深意が掴めないまま勤務に就いた矢先、県警本部の金庫から約一億円の現金が無くなっていることが判明し、泉たちは捜査を開始するのだが。

サクラから連想されるとおり、公安絡みの事件に発展し、泉にも最大の危機が迫る。

読み応え十分。
次作にも大いに期待。
(^o^)

2024年12月1日日曜日

ハロウィンの花 犯罪心理分析班・八木小春

佐藤青南。

シリーズ第三弾。

ハロウィンでごった返す渋谷のスクランブル交差点で、血まみれのナースコスプレをした女性が刺殺される。

13箇所も刺されるという非情な殺害方法とコアラのマスクを被っていたという異常性からC-Masが動き出す。

今回は著者の別シリーズの主人公がサプライズ出演。

2019年以降、新しい文庫は出ていないみたいなのだが、もう少し彼らの活躍を読みたいものだ。
(^^)