2010年1月29日金曜日

2010年1月18日月曜日

坂の上の雲(1)

司馬遼太郎。
職場の先輩から借用して読み始めた。
登場人物で気に入ったところ。
…酒飲み(爆)
一節を紹介する。
好古は一礼し、湯呑みを両手で捧げながらのんだ。途中でどうやら酒らしいと気づいたが、のどのほうが承知をせずにぐびぐび飲みくだした。
もう一つ。
奇妙なことに、好古は茶碗を一つしかもっていなかった。一つの茶碗に酒をつぎ、ぐっと飲むとせの空茶碗を弟にわたす。弟はそれでめしを食う。そのあいだ、好古は待っている。ときどき、「 早く食え」と、せきたてた。
おまけに。
酒はおれの病気だ。
という好古は、他の豪酒家のように他人に酒を強いるということはなかった。徳利をひきつけて、冷のまま飲みはじめた。山賊のようであった。
この兄弟が主人公なのか?
題名しか知らない小説だが、ぼちぼち読んでみようと思う。

2010年1月9日土曜日

レイクサイド

東野圭吾。
妻は言った。「あたしが殺したのよ」
薬師丸ひろ子らにより映画化もされた作品。
事件の隠蔽を共謀する中学受験生の親達。
背景に隠されたいくつもの秘密。
伏線の張り方は東野の持ち味。
長編小説とまではいかないが、内容は十分。

2010年1月5日火曜日

死体を買う男

歌野晶午。
「白骨鬼」と題される探偵小説を軸に、作中作形式で語られる推理小説。
江戸川乱歩と萩原朔太郎が奇怪な事件に挑むなんて、これまた風変わりな展開。
その文体から多少の読みにくさはあるが、推理小説としては上出来。

2010年1月3日日曜日

聖女の救済

最近の長男のお気に入り、東野圭吾のガリレオシリーズ。
お年玉で本を買ってくるなんてなぁ。(笑)
息子よりも先に読破しちゃいましたがね。(^^)
真実は虚数解であるという、あり得ない犯罪トリック。
聖女が救済し続けていたものとは。
そして草薙刑事の苦悩。
まずまずのストーリー。