2009年1月31日土曜日

イノセント・ゲリラの祝祭

海堂 尊著
バチスタから脈々とつながる最新作。
現役の医師だからなんだろうけど、大きな潮流にある日本における「死因不明社会」に投げ掛ける壮大なストーリー。
最近気になるのは、昼行灯の田口先生。
田口先生の大学時代の話なんか実はいい味わいがあるんじゃないかと期待してるんだが。

2009年1月17日土曜日

秘密

東野圭吾 著。
切ない…
ミステリーというよりはラブストーリーですな。

ダイイング・アイ

東野圭吾 著。
久し振りに子供と図書館へ行き借りてきた。
東野の真髄は、その描写力だが、場面によってはぞっとすることもある。
一気に読ませてくれるストーリーと伏線の張り方は、やはり東野。
最後に本当の加害者へ行き着く定石のパターンも納得できる。
若干のオカルトチックもたまにはオッケーか。

2009年1月14日水曜日

天使のナイフ

薬丸 岳 著。
江戸川乱歩賞受賞作。
少年犯罪をテーマにした作品は多々あるし、これまでもいくつかは読んでいるが、本作は加害者、被害者、関係者の感情を上手に表現している。
また、いくつものストーリーが絡み合っているのだが、まるで無理がない。
かなり重たいテーマなのに、後味がすっきりしているのもグッド。